公開
内甲丸(うちこうまる) とは、指輪の内側(指に触れる面)を、平らではなくゆるやかな丸みをつけて仕上げた形のことです。指に当たる角がなく、関節を通しやすいため、着け心地がよい と言われます。毎日着ける結婚指輪では、デザインと同じくらい大切にしたいポイントです。
この記事では、内甲丸の意味と特徴、外側の形との違い、試着で確かめたいことをご紹介します。
内甲丸とは
指輪を輪切りにしたときの断面を想像してみてください。内側が平らなものは、指に触れる面の両端に角ができます。一方、内甲丸は内側がかまぼこのように丸くふくらんでいるため、指に触れる面がなめらかです。
「甲丸(こうまる)」は、丸くふくらんだ形を指す言葉です。外側が丸いものを「甲丸」、内側が丸いものを「内甲丸」と呼び分けます。
内甲丸の主な特徴
- 指当たりがやわらかい:角がないため、指を曲げたときにも当たりにくい
- 関節を通しやすい:丸みにそって指輪がすべるため、着け外しがしやすい
一般に、内側が平らな指輪と比べて、同じ号数でも感じ方が変わることがあります。そのため、サイズは必ず実際の指輪で確かめましょう。
外側の形との違い
結婚指輪の断面は、外側の形と内側の形の組み合わせで決まります。代表的な外側の形は次のとおりです。
| 外側の形 | 特徴 |
|---|---|
| 甲丸 | 外側が丸い。やわらかい印象 |
| 平打ち | 外側が平ら。すっきりした印象 |
| 平甲丸 | 平らと丸の中間。ほどよい丸み |
外側の形は見た目の印象を、内側の形は着け心地を大きく左右します。たとえば「外側は平打ちですっきり、内側は内甲丸で快適に」というように、見た目と着け心地を両立させることもできます。幅による違いは「結婚指輪の幅の選び方」もご覧ください。
ennowaの鍛造リングは全国11の正規取扱店で試着できます近くのお店を探す →
鍛造と内甲丸——「削り出し」という工法
ennowa のサイトでは、鍛造の工法のひとつとして 鍛造材からの削り出し(切削加工) をご紹介しています。
圧延・鍛圧で鍛えられた板材や棒材から、リングの形を精密に削り出す工法で、素材はすでに鍛造で緻密になっているため強度はそのままに、指あたりを決める内甲丸などの複雑な断面形状を、ミクロン単位で造形できる のが特長です。着け心地を追求する現代のブライダルリングに欠かせない技術と言えます。
また、鍛造は加工中の金属の流れを制御できるため寸法精度が高く、指に吸いつくような着け心地を実現できるとされています。ennowa の10デザインは、それぞれの意匠に合わせて工法を選び、組み合わせて作られています。各デザインの断面形状はサイトには掲載していないため、取扱店で実物を手に取って確かめてください。工法の違いは「鍛造とは」、工程は「鍛造の指輪の作り方」で詳しくご紹介しています。
試着で確かめたいこと
着け心地は、写真や数字ではわかりません。試着のときは、次の点を意識してみてください。
- 関節を通るときの感覚:無理なく通るか、引っかかりはないか
- 指を曲げたときの当たり:手を握る・開く動作で、指の付け根に当たらないか
- しばらく着けたままにする:数分着けて、違和感が出てこないか
- ほかのデザインと着け比べる:内側の形の違いは、着け比べるとよくわかります
試着全体のチェックポイントは「結婚指輪の試着で確かめたいポイント」にまとめています。男性は指が太く、手を使う仕事の方も多いため、着け心地の比較は特に大切です。「男性の結婚指輪の選び方」も参考にしてください。
サイズとの関係
内側の形によって、同じ号数でも着け心地が変わることがあります。ennowa の鍛造リングは サイズ直しができず、サイズ交換対応 です(条件は取扱店でご確認ください)。だからこそ、選ぶデザインそのもので、日や時間帯を変えて試着するのがおすすめです。号数の目安は「指輪のサイズ表」をご覧ください。
ennowa の鍛造リングは 全国11の正規取扱店 で試着できます。
よくある質問
- 内甲丸とは何ですか?
- 指輪の内側(指に触れる面)を、ゆるやかな丸みをつけて仕上げた形のことです。指当たりがやわらかく、関節を通しやすいと言われます。
- 甲丸と内甲丸の違いは?
- 外側が丸いものを甲丸、内側が丸いものを内甲丸と呼びます。外側は見た目の印象、内側は着け心地に関わります。
- 鍛造の指輪でも内甲丸にできますか?
- 鍛造材からの削り出しでは、内甲丸などの複雑な断面形状をミクロン単位で造形できます。ennowa の各デザインの断面形状は取扱店でご確認ください。
- 内甲丸だとサイズは変わりますか?
- 内側の形によって、同じ号数でも感じ方が変わることがあります。実際の指輪で試着して決めてください。
まとめ
- 内甲丸は、指輪の内側をゆるやかな丸みに仕上げた形
- 指当たりがやわらかく、関節を通しやすいと言われる
- 外側の形は見た目、内側の形は着け心地を左右する
- 鍛造材からの削り出しで、内甲丸などの断面をミクロン単位で造形できる
