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鍛造(たんぞう)の結婚指輪は、ブランドによってはサイズ直しを受け付けていません。ennowa の鍛造リングもそのひとつで、サイズ直しはできず、サイズ交換対応となっています。金属を叩き、圧力をかけて緻密に鍛え上げた指輪だからこその決まりごとです。
「あとからサイズを変えられないなら、買っても大丈夫だろうか」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、一般的なサイズ直しがどのような加工なのか、鍛造の指輪とどう関わるのか、そしてサイズが合わなくなったときにどう考えればよいのかを、順を追ってご説明します。
そもそも「サイズ直し」とはどんな加工か
指輪のサイズ直しは、一般に次のような方法で行われます。
- 小さくする場合:リングの一部を切り取り、両端をつなぎ合わせて接合する
- 大きくする場合:リングを切り、同じ素材の地金を足してつなぎ合わせる
- わずかに大きくする場合:リングを引き伸ばして広げる(調整できる幅は小さいとされています)
つなぎ合わせる工程では、「ロウ付け」と呼ばれる、熱で溶かした地金どうしを接合する加工が用いられることが多く、プラチナの場合は高い熱が必要になります。そのため、足す地金の配合を元の指輪に合わせる、熱が石や表面の仕上げに影響しないよう気を配るなど、職人の技術が求められる作業です。
- サイズ直しは、指輪を「切る」「足す・詰める」「つなぐ」加工
- つなぐ工程では熱を加えることが多い
- 石が全周に留められた指輪や、特殊な素材の指輪などは、サイズ直し自体が難しいとされる
つまりサイズ直しは、完成した指輪にもう一度大きく手を加える作業です。どんな指輪でも気軽にできるものではなく、デザインや素材によっては断られることもあります。
鍛造の指輪がサイズ直しに向かない理由
叩いて締めた、緻密な素材
鍛造は、高温で加熱した金属をハンマーやプレスで繰り返し叩き、圧力をかけて形を作る製法です。この工程で金属内部の気泡(気孔)が押し潰され、結晶粒が細かく均一に整えられていきます。こうして生まれる素材は密度が高く、歪みに強く変形しにくいのが特長で、強度は鋳造比3〜5倍とも言われるほどです。
ennowa の「鍛造と鋳造の違い」のページでは、サイズ直しについて鍛造は「不可(サイズ交換)」、鋳造は「比較的容易」と比較しています。高密度に鍛え上げられたリングだからこそ、ennowa ではあとから切ったりつないだりするサイズ直しは行わず、サイズ交換で対応しています。
「直す」のではなく「交換する」という考え方
鍛造の指輪の魅力は、緻密に鍛えた素材そのものにあります。一方、サイズ直しは完成した環に切れ目を入れ、継ぎ目をつくる加工です。ennowa のリングでは、サイズが合わないときは「直す」のではなく、サイズ交換で考えることになります。
なお、サイズ交換の条件(期間・回数・費用など)は、公式サイトではご案内していません。気になる方は、ご購入前に取扱店で確認しておくと安心です。
ennowaの鍛造リングは全国11の正規取扱店で試着できます近くのお店を探す →
サイズで後悔しないために、購入前にできること
サイズ直しができない以上、いちばん大切なのは最初のサイズ選びです。ここでは、鍛造の指輪を選ぶときに意識したいポイントをまとめます。
時間や日を変えて、何度か測る
指の太さは、季節や気温、時間帯、むくみなどによって変わります。一度の計測だけで決めず、日や時間を変えて何度か測り、自分のサイズの「幅」を知っておくことが大切です。
選びたいデザインそのもので試着する
同じ号数でも、指輪の幅や厚み、内側の形によって着け心地は変わります。幅の広い指輪は、細い指輪よりきつく感じやすいと言われます。リングゲージで目安を確かめたら、実際に選びたいデザインで試着して、関節の通りやすさや根元での収まりを確かめましょう。
ennowa の 10のデザイン も、幅や形がそれぞれ異なります。鍛造の工法も、職人が金鎚で叩く鍛冶鍛造、高圧プレスで成形するプレス鍛造、鍛造材からの削り出しと、意匠に合わせて選ばれています。ふたりそれぞれの指で、いくつか着け比べてみてください。
ふたりで同じ日に足を運ぶ
結婚指輪は、ふたりそれぞれのサイズを決める必要があります。同じ日に一緒に試着すれば、デザインのバランスを見比べながら、お互いのサイズ感も確かめられます。ennowa のリングは全国11の正規取扱店でご覧いただけます。
着けはじめてから「合わない」と感じたら
まずは様子を見る、無理をしない
指の太さは日によって変わるため、「今日はきつい」「今日はゆるい」と感じる日があるのは自然なことです。むくみやすい日にきつく感じる場合は、無理に着け続けずに外しておくのもひとつの方法です。
反対に、ゆるい状態のまま着け続けると、指輪が抜け落ちたり、引っかけたりする心配があります。ゆるい指輪は変形しやすいとも言われます。
自分で直そうとしない
きつい・ゆるいからといって、ペンチで力を加えたり、熱を加えたりして自分で形を変えようとするのは避けましょう。指輪を傷めたり、変形させたりする原因になります。一度傷ついた指輪を元の状態に戻すのは簡単ではありません。
取扱店に相談する
サイズが合わない状態が続くときは、自己判断せずに、ご購入いただいた取扱店へご相談ください。ennowa の鍛造リングは、サイズ直しではなくサイズ交換対応です。どのような場合に交換できるかなど、具体的な条件は取扱店でご確認ください。
鍛造リングとサイズのQ&A
鍛造の指輪は、どのブランドでもサイズ直しできないのですか?
対応はブランドや販売店によって異なります。ennowa の鍛造リングは、サイズ直しはできず、サイズ交換対応です。ほかの指輪と見比べるときは、それぞれの販売店で確認するのが確実です。
サイズ直しができないのは、デメリットではありませんか?
あとから調整しにくい点は、たしかに知っておきたいポイントです。そのぶん、鍛造の指輪は密度が高く、歪みに強く変形しにくいという特長があります。「鍛造とは」でもご紹介しているとおり、毎日身に着け続ける結婚指輪にこそ、鍛造の強さが活きてきます。
まとめ——最初のサイズ選びが、永く寄り添う第一歩
- サイズ直しは、指輪を切って足す・詰める・つなぐ加工で、熱を加えることも多い
- 鍛造の指輪は、叩いて締めた緻密な素材が魅力。ennowa ではサイズ直しは行わず、サイズ交換対応
- サイズ交換の条件は、取扱店で確認する
- 購入前は、日を変えて何度か測り、選びたいデザインで試着する
- 合わないと感じたら、自分で直そうとせず取扱店に相談する
鍛えて造る環は、ふたりの縁を象る揺るぎない形です。だからこそ、最初のサイズ選びに時間をかける価値があります。ぜひふたりで取扱店に足を運び、指にしっくりなじむ一本を見つけてください。ブランドの想いは「コンセプト」でもご紹介しています。
